さかめも

株とブログとプログラミングで生活している東京在住のフリーランス。このブログには毎月15万人くらい訪れます。田舎で生まれ、上京して7年。大手SIer → ウェブ系ベンチャー → スタートアップ創業期を経験したのちフリーランスに。お金持ちにならなくていいから好きなことをしたい。好きなことを続けるためにお金が欲しい。

熊代亨さんの本「認められたい」を読んで知った承認欲求の正体とそれにうまく付き合っていく方法

認められたい

 

 「認められたい!」

 

身の回りを見てもネットを見ていても、こうやって評価されたいと感じているような人が結構たくさんいると感じます。

 

「自分の話にもっと注目してほしい。」

「評価してほしい。」

そして、さらには

「他人が自分の思ったとおりにしてくれなかった。」

「自分がこんな評価を受けるのはあいつのせいだ。」

みたいな声が口に出さなくても聞こえてくるようなことがあります。

 

身の回りに転がっている「認められたい」

そんな僕がそう感じるのは、おそらく自分も昔同じようなことを考えていたからだと思います。

あのときは自分の性格から来る自分だけのものかと思っていたけど、周りの人にも似たような性質が見受けられるのでどうも違うらしい。

そしてそんな感情は年々、減っていってそれとうまく付き合っていけるようになり、振り回されることも少なくなっていると感じるようになりました。

 

だからか、この「承認欲求」というのは自分の人生と深く関わりのあるとても興味深いテーマなのです。

 

僕は心理学とかそういう話はよくわからないけど、「承認欲求」って言葉は知っているし、ここ数年でよく見かける言葉になったのは感じていて非常に気になっていました。

このブログだってある意味、承認欲求からできたものでもあるし、いたるところに承認欲求が転がっていると感じます。

 

  • 承認欲求ってなんなの?
  • 人間の欲望?
  • 承認欲求は悪いことなの?

 

そんなことをなんとなく思っていて、僕がたまに読んでいる「シロクマの屑籠」というブログの作者さんが承認欲求をテーマに「認められたい」という本を出版されたので読んでみました。

 

 

「認められたい」とは?

ざっくりと本の内容や自分が気になった部分を載せてみます。

 

まず人にはいろんな欲求があって、例えば生理的欲求とか安全欲求とかもあるけど、その2つの欲求はお腹がすいたらご飯を食べて、眠くなったら家で寝られるというので、この恵まれた現代の日本ではあまり意識する必要がなく、当たり前ように満たされているようです。

だからこそ、日常から意識されるのがこの「認められたい」という欲求らしい。

 

この認められたいにもいろいろあって、例えば「承認欲求」や「所属欲求」があります。

承認欲求

SNSでいいねをもらいたい、恋人として認めてもらいたい、注目されたいといった欲求。

自分自身にはっきり重点の置かれた「認められたい」。

 

所属欲求

家族や仲間集団の一員でありたい、アイドルのファンクラブの一員でいたいといった欲求。

集団的で、主語のはっきりしない「認められたい」。

 

食欲や睡眠欲と同じようにこんな欲求があるそうです。

 

承認欲求のほかに、所属欲求という言葉が出てきたけどこれも「認められたい」の一部で、たしかに僕は学生時代にダンスをやっていたことがあるけど、そのダンスのメンバーの一員というだけで満たされていた節があります。

だけど結局ステージで観客に見てもらって評価されていることを考えたらそれは個人的な承認欲求をモチベーションにやっていたとも言えるし、これは切っても切り離せない関係なのだろうと思いました。

 

承認欲求は貯められない

興味深かったのが、この承認欲求は保存がきかないということでした。

わかりやすいのは食欲に似ていて、定期的に満たさないとまた飢えてしまうということでした。

 

そのためにSNSに投稿してはみんなから「いいね!」をもらうことに日々注力する人もいるし、この感情を利用したサービスが流行るのもそんな背景があるからだと言います。

 

この「いいね!」はしばらくするとまた欲しくなるし、評価してもらえるのは周りの人がいてこそ成り立つもの。

だからこの感情に上手に付き合っていかないとよろしくない結果を招くこともあります

 

例えば他人のことを棚に上げて、自分だけ「褒めて褒めて〜」っていうような態度を見せるといった人もいます。

褒められたかったり評価されたかったりするのに必死で、周りの人の認められたい気持ちを意識できない人も少なくありません

 

確かに考えてみると小さい頃からいつも認められていてお腹が満たされやすそうな人に多くて、そんな人に限ってもっと認められようと必死になっている人もいるとそう感じます。

 

振り返ってみると自分も同じような行動を起こしてしまっていることもあって、幸いにも周りの人はそのような感情を悟ってかわからないけど、きちんとそれに応えてくれる方も多く、恵まれているのかもしれません。

だけど他人の気持ちも理解しないといつか離れられてしまうなとは感じるし、僕も普段から他人のことを理解して認めたり褒めたりするということには心がけているつもりです。

 

褒めてもらいたがっているのは自分だけではない

誰かに褒めてもらいたかったら、できれば同じぐらい相手のことも褒めたほうが良い。

ちなみに褒めすぎると褒められて当たり前だと思う残念な人もいるし、そういうものだと思います。

だからそこのバランスは難しいけど、うまく他人と付き合える人と接していると必ず返ってくるものだというのは感じます。

 

これに関連することでいえば、過去に働いていた会社で「傷を舐め合う会」という名の飲み会をやっていたことがあります。

一言で言えばストレス発散のためなのですが、例えば負の感情をまぎらわすために他人の陰口だけで気分を満たしていてはたまに何かのひょうしで関係が悪化することもあるし、逆にストレスが増大することだってあって、あまり効率の良いものではないな〜というのは感じていました。

 

だから、その会では飲みながら、お互いの良いところを褒めあうのです。

 

ただ、本当の意味で傷をなめあうだけになってしまい、「この人が認めてくれるから別にもう何もしなくていいや〜」っていうただの甘えになるのは良くありません。

そうではなくて、お互いの今やっている取り組みに対して「それ良かったよ」、「もっとこうしたらいいんじゃない?」と認め合い、それを糧に良いところを伸ばしていったりモチベーションを上げていったりできる関係は素晴らしいことだな、と実感していました。

 

最後に

これを聞いて「承認欲求」というのが生活に密接していることを初めて知った人もいるかもしれません。

ちなみにこういう本を今まで読むことがなかった僕にとって、こういう心理学っぽい本は難しいと思って敬遠していたけど、現代の実例に照らし合わせてわかりやすく記述されていたので、承認欲求についてとりあえず知りたい、またそれを知ってもっとこの感情とうまく付き合っていきたいという人にとって良い本だと思いました。

 

いろいろ書きましたがこれを読んで良かったことは、自分の中のモヤモヤしているもの、他人の出すぎている行動が、

「もしかしたらこれ承認欲求ってやつか?!」

ってわかることで、なんかよくわからんけどつらいって状況を減らす糸口になるかもしれないということだと思った。

 

人間同士の心理は複雑でかんたんに語れるものでは決してないけど、人間のよくある性質のテンプレートを知ること、知らないことを知ることで少しでも日常の不安から解放されるきっかけになるのではないかなと感じる一冊でした。